The Mac Observerに掲載されていた記事からです。
Appleもかつては
AppleはNFCに関する特許を数多く持っていますから、かつてNFCとモバイルデバイスを組み合わせるサービスを考えていたことは間違いありません。
ライバルのGoogleはAndroid端末でGoogle WalletというNFCを使ったおサイフスマートフォンサービスを開始しています。
サムスンもGalaxy S4のCMでiPhoneを揶揄するかの様にNFCを使ったファイル交換機能を実現しています。
しかし、Appleは一向にiPhoneやiPadにNFCを搭載しようという動きを示しません。むしろ去年あたりからNFCに関心がないかの様な幹部の発言も聞かれます。
Bluetooth SmartがAppleの方向を変えた!
NFCが世界的に今ひとつ盛り上がらない理由にiPhoneが対応していないということも重要な要因になっています。
NfCはスマートフォンと組み合わせて普及していくとみられています。iPhoneがスマートフォン市場で大きなのシェアを確保しているため、iPhoneを無視できないのです。
実は今年のWWDC 2013で開発者にiBeaconというiOSのAPIが紹介されたそうです。このApiはiOSデバイスのアプリから
Bluetooth Smartの機能を呼び出すためのものだそうです。
Bluetooth Smartというのは、Bluetooth 4.0に追加された低消費電力の通信規格「Bluetooth Low Energy」に対応する機器の総称だということです。
つまりBluetooth Smartに対応すると、消費電力を抑えた上で、高速の無線通信が可能になるのです。
Bluetooth SmartとNFCの違い
NFCは近接型の非接触通信規格です。近接型なので、遠く離れたデバイス同士の通信はできません。せいぜい10〜20センチ程度の近さが必要となります。
また大量のデータを転送するのには向いていません。従ってNFCとBluetoothを組み合わせる技術があります。NFCでピッとペアリングさせて、後はBluetooth通信で音楽や大きなデータを送信することになります。
しかし、Bluetooth Smartは10メートルほど離れても通信ができますし、大きな容量のファイルもそのまま送ることができます。
ユーザーの利便性を第一に考えるAppleがNFCよりBluetooth Smartを選択する方が自然なのです。
例えばサムスンのGalaxy S4はNFC搭載ですからスマホを重ねる様にしないとファイルの交換ができません。実はこれ、ぜんぜん便利ではないですよね。
近い将来Bluetooth Smartに対応したiPhoneは離れていてもファイル交換が可能になるのです。
こんなに便利なBluetooth Smart
お店を探す時もiPhoneの地図を見ながらキョロキョロしなくても、お店からBeaconが飛んで来て、案内してくれるようになるでしょう。
GPSは平面しか認識できませんが、Bluetooth Smartを使うとモールのような複数階のショッピングセンターの中でもBeaconを使って位置情報を取得できるようになります。
iPhoneからリモートで家の電気や家電製品をコントロールすることができるようになるでしょう。
iPhoneで支払いをする時も、レジにある支払い端末にタッチしにいかなくても、支払いが完了するようになります。レジに並ぶ必要がなくなるのです。
お店のそばを通ると、お得な情報やクーポンが送信されてきます。
iPhoneとiWatchの間のコミュニケーションもスムーズになります。
つまり、NFCでできることはほとんど、Bluetooth Smartで更に便利に行うことができるわけです。しかも省電力ですからモバイルにはとても嬉しい機能です。
AppleがBluetooth Smartに舵を切った以上、NFCに戻ることはもうありえないのです。
(本文おわり)
Bluetooth Smartに対応した腕時計です。iPhoneとも接続できます!
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posted by approfan at 00:47
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