小飼 弾氏のブログ「404 Blog Not Found」の記事に
最近発売されたばかりの「ジョブズ・ウェイ」という本が
紹介されていました。
著者Jay Elliot氏は、Appleの人事部長を勤めていた経歴がある
そうで、ジョブズ本には珍しい、Apple内部から見たジョブズの
人となりや、いかにリーダーシップを発揮して、Appleを世界一の
テクノロジー企業に育ててきたのかを明らかにしているとのこと
です。
小飼氏の書評で私が注目したのは、
「正しい事を、正しい時に」
というジョブズの言葉です。
その意味は「正しい事は正しい時になされてこそ正しい」という
ことだそうです。
本書の中では以下の様に紹介されています。
スティーブと親しく、彼を心から尊敬しているある人物は、こう語る。「アップルやスティーブの素晴らしいところは、技術が整うまで、製品を出そうとしない事です。その点には、本当に敬意を払うべきだと思います」
今はノートパソコンの市場をゆるがして、快進撃を続けて
いるiPadですが、iPadの開発は、iPhoneより前から
始まっていたということを聞いたことがあります。
タブレットPCというカテゴリは、Appleがオリジナルではなく
ずいぶん昔からありました。iPad以前からあったタブレットは
ビジネス的に成功していませんでした。
それは使い勝手の悪さやバッテリーの持ちの問題などがあった
のではないかと思っています。つまり発想は悪くなかった
のですが、必要な技術がそろっていなかったのです。
iPadがここまで成功したのは、先に発売になったiPhoneに
よってマルチタッチが広く普及したことがあります。
また、技術的にこなれ、アプリのユーザーや開発者が豊富に
そろったiOSの存在は大きいです。更に10時間も持つバッテリー
などすべての技術やエコシステムなどの環境も整いました。
まさに、そのタイミングで発売されたことが、ここまでiPadを
快進撃に導いたのでしょう。
ジョブズやAppleとしては、早くからiPadを開発し、これは
世の中に受け入れられる製品だと確信していたけれども、
発売するタイミングをじっくり図っていたのでしょうね。
「正しい事を、正しい時に」
ジョブズとAppleの成功の秘訣は、こんなところにも要因が
あったのですね。我々の日々の活動にも適用できる指針となる
言葉ではないでしょうか。
(本文おわり)
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