Business Journalに掲載されていた記事からです。
ソニーのウォークマンが国内携帯音楽プレーヤー市場で、この秋シェア50%を獲得したそうです。AppleのiPodは30%台後半まで落ち込んだということですから、ソニーがかつての栄光を取り戻した。と言いたいところですが、ソニーにとってこの事はそれほど楽観できる状況に無い様です。
2009年頃と言えばiPod全盛で、世の中誰もがみんなiPodで音楽を聞いていました。当時iPodの国内シェアは60〜70%に対して、ソニーは30%と全くiPodに歯が立たない状況でした。
ここへ来てソニーがどうしてシェアを伸ばしたのか、言葉を変えれば、なぜ多くの人達はiPodを買わなくなったのかということにも通じます。
iPodユーザーはどこへ行ってしまったのか。それは言わずと知れたiPhoneユーザーになってしまったのですね。iPod時代のiTunes音楽ライブラリーは、iPhoneでもそのまま使えます。iTunes Storeで購入した音楽ももちろんiPhoneで聞くことができますよね。iPodからiPhoneへ移行するのはとても簡単なのです。
携帯電話がiPhoneになったら、iPodは必要なくなるのが普通です。そういう意味で、iPodはiPhoneへの布石だったと言っても過言ではないのかもしれません。私もそうですが、iPodでAppleのファンになった方は少なくないでしょう。そういう人達はスマートフォンもiPhoneを持つようになるのが自然です。
言葉を変えれば、ウォークマンユーザーは音楽ライブラリをスマートフォンに移行しずらいため、使い続けているのかもしれません。
Appleのデバイス間連携はかつてiTunes、今はiCloudを中心として、一貫性を持ち続けています。それがユーザーをうまく囲い込んで、今日iPhoneを国内No.1スマートフォンにしている理由のひとつなのですね。
(本文おわり)
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