ComputerWorldによると、先週「Mobile World Congress 2013(MWC 2013)」で基調講演を行ったDropboxのCEO、ドルー・ヒューストン氏がAppleのiCloudを名指しで批判したことが話題になっています。
氏は「モバイル・デバイス・メーカーや通信事業者が提供するクラウド・サービスに『囲い込み』されないよう、企業や消費者は注意すべきだ」と述べたそうです。
その例としてAppleのiCloudが「おかしな制限」をかけていると批判しています。すなわち、iCloudはApple製品間で音楽やファイルを簡単に共有できるのに、Androidスマートフォンやタブレットと共有できないのは問題だとしています。
ヒューレット氏は「クラウド・プロバイダーは垣根を作らず、ユーザーが使っているあらゆる技術に対応していくべきだ」と言います。
Dropboxは、メーカーや通信事業者の制約や垣根もなく、どのデバイスとも自由にファイルを共有できます。つまり自社サービスの優位性を暗に主張したかったのだろうと思います。
細かいことを言えば、iCloudもWindowsパソコンと一部ファイルを共有できるので、Apple製品だけというわけではありません。
まぁ、それはそれとして、確かにDropboxは優れたサービスだと私も思います。デバイス間でファイルを自動的に同期し、共有するということではiCloudに似ています。
ではAppleユーザーはiCloudがあるので、Dropboxは使わないかと言えば、そんなことはありません。私もDropboxとiCloudを併用しています。それではこれら2者の違いはなんでしょうか。
Dropboxを利用するためには、どうしてもフォルダという概念が必要になります。通常各デバイスのDropboxフォルダといいう物理的なフォルダを通して共有することになります。
Macはそれで良いのですが、iPhone、iPadなどのiOSデバイスはフォルダという概念が基本的にありません。なぜならファイルシステムがユーザーに公開されていないからです。
AppleがiPhone、iPadのファイルシステムを公開しない理由は2つあります。
ひとつはコンピュターに詳しくない人でも直感的に操作できるように、フォルダという概念を排除したことです。もうひとつは、ファイルシステムを公開しないことで、システム全体のセキュリティレベルを上げるという目的です。
iCloudは非常に特徴的で、アプリ同志でファイルを共有します。すなわち音楽ファイルはiTunes、写真はiPhotoです。その他メール、連絡先、カレンダー、メモ、リマインダーなどデバイス共通のアプリ間でファイルを共有する仕組みになっています。
これは一見ヒューストン氏が指摘している様に「ユーザーの囲い込み」なのでしょうか。そういった面は確かにあるでしょう。しかしそれだけではないと思います。
iCloudでは、例えば写真であれば、写真アプリのアルバムからサムネイル画像を見ながら探します。音楽であれば曲名やアーティスト名、アルバム名などから探します。より現実世界に近いため、初心者には馴染みやすいですね。
iOSデバイスでDropboxファイルを開くと、まずフォルダが表示されます。その中から必要なファイルを探して、開くことになります。Dropboxはその様にフォルダー管理であるため、比較的楽に色々なOSに対応できたのでしょう。
他社のOSと同期が取りたければDropbox、Apple製品だけで同期を取りたければよりユーザーインターフェイスが優れたiCloudを使うという使い分けはありだと思いますね。
(本文おわり)
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posted by approfan at 01:16
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