Forbesに掲載されていた記事からです。
Wisconsin-Madison大学ビジネススクールのRob Tanner助教授が、iPhoneのスクリーンサイズに対して疑問を呈しています。Appleの市場リサーチは間違っているのではないかというのです。
コカ・コーラの失敗
1985年頃米国ではそれまでシェア1位を守ってきたコカ・コーラがペプシコーラにシェア1位を奪われた頃でした。
コカ・コーラ社はペプシに勝つためには、コカ・コーラの味を変えなければならないという先入観があったといいます。
もちろん、目隠しによる味見テストなども十分やったそうですが、先入観にとらわれていたため、最終的に味を変更し、「ニューコーク」を発売します。
しかし、消費者からの反発は大きく、結局元のコカ・コーラに戻したという事件があったといいます。
iPhone 5のスクリーンサイズ決定に先入観はなかったか?
Tanner助教授はAppleにもコカ・コーラと同じ様に先入観があったのではないかといいます。
すなわち「片手で操作できるサイズがベスト」「Androidの様なフラグメンテーションは避けなければならない」という先入観を指しています。
ティム・クックCEOは十分な市場調査、検討を行った結果、現在のiPhone 5の4インチスクリーンが最適なサイズと結論づけたと言っています。
サイズを変えたくないという先入観が柔軟な決定を妨げているのではないかと言うのです。なぜなら市場はAndroidの大画面を支持しているではないかといいます。
的外れな指摘
Tanner助教授の指摘が的外れだなと思うのは、コカ・コーラとの比較です。確かに「ニューコーク」は売れませんでした。消費者のボイコットまで起こったそうです。
しかし、iPhone 5は消費者からの反発はありませんでした。もちろんボイコットもありませんでした。
それどころかiPhone 5は歴代iPhoneの販売数記録を更に塗り替えたほどのヒット商品になっていますよね。この事こそ消費者がiPhone 5の4インチサイズを支持している証拠ではないでしょうか。
確かに消費者の中には大きなサイズを求めている人達がいることは確かです。その様な人達はAndroidスマートフォンを選んでいるのでしょう。
iPhone 5より大きなサイズの画面が必要な時はあります。私はその様なとき、iPad miniまたは、iPadを利用しています。
それで良いではありませんか。iPhoneを5インチにする必要など全くないのです。
(本文おわり)
iPhone 5の画面を強化ガラスで保護するという選択肢あります。
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