PRESIDENT Onlineに掲載されていた記事からです。
作家の高橋源一郎氏は良い文章の書き方を教える「ぼくらの文章教室 」という本の中で次の様に述べているそうです。
「現在、もっとも文章がうまい人は誰か、と訊ねられたら、ぼくは、スティーブ・ジョブズと答える」
どの文章をさしてそう言っているのかというと、スタンフォード大学の卒業式でジョブズが語った有名なスピーチのことだそうです。例の「Stay hungry,Stay foolish」(常にハングリーであれ、常に愚か者であれ)もこの時のスピーチの一節ですね。
「それって文章じゃなくてスピーチじゃん」
まさにその通りですが、優れた「文章」としても読めるということなのだそうです。この時のスピーチをご存知ない方は、こちらのサイトをご参照ください。
スティーブ・ジョブス 感動のスピーチ全文 (於:スタンフォード大学卒業式) - Step by Step
スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼンの解説を書いたエバーノートKKの会長である外村仁氏は次の様に述べています。
「プレゼンで誰もが陥りやすいのは情報過多です。ジョブズはスピーチの冒頭で3つの話しかしないと伝えます。自分の人生から学んだことを語るのに、たったそれだけに絞り込んでいる。言いたいことを捨てる“引き算”をすることで、シンプルでパワフルな内容が際立ってきます」
更に「ジョブズのスピーチから第一に学ぶべきは、本当に伝えたい内容がある、ということです」と言います。
今回の記事で「文章の書き方、プレゼンのやり方はジョブズに習おう」と言いたいのではありません。
ジョブズのプレゼンは、外村氏が言うように「言いたいことを捨てて、徹底的に引き算をします。」しかし厳選された数少ない言葉だからこそ、力強く人々の心に響き、感動を与えます。そういうプレゼンは確かに学ぶべきところがあるでしょう。
しかし、ご存知の方も多いと思いますが、ジョブズは製品を生み出す時にもこの「引き算」の法則を使っていました。余計な機能を切り捨て、徹底的に絞り込むことにより、最終的にシンプルで使いやすく、デザイン的にも美しい製品が生み出され、世界中を魅了し続けてきたのです。
ジョブズ無き後もAppleにはこのDNAがしっかりと根づいていることをDesigned by Apple in Californiaは教えてくれていますね。
ひとつの「Yes」の前には、
数えきれないほどの「No」がある。
私たちは、数少ない素晴らしいものだけに、
膨大な時間を注ぎ込む。
まさにジョブズの精神が、今のAppleにも脈々と引き継がれているではありませんか!
ジョブズがいなくなって、「Appleは普通の会社になった」という人がいますが、そんな言葉に耳を貸す必要はありません。間違いなくこれからもシンプルで美しい製品を生み出してくれることでしょう。
(本文おわり)
実はまだ読んでいないので、読んでみようかなぁ。
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