次期iPad mini、いわゆるiPad mini 2はRetinaディスプレイが搭載されるといううわさが以前からあります。それにしても、なかなか登場してきませんね。
そんな中、実はiPad miniのRetinaディスプレイの製造が遅れているという様なことも言われているようです。実際のところはどうなのでしょうか。
CNETによるとiPad mini向けのRetinaディスプレイは製造が難しいということがあるようです。
製造の難しさの原因はiPad miniの大きさ、薄さ、解像度にあるそうです。それはどのディスプレイメーカーも足を踏み入れたことのない領域に進出する様なものだということなのです。
iPad mini用のRetinaディスプレイを想定すると、4インチのiPhone 5より薄く、あの7.9インチの大きさの中に300万個以上のピクセルを詰めこむ必要があります。しかも大量生産を求められるわけですから、さすがのディスプレイメーカーも腰が引けるのかもしれません。
iPad mini向けのRetinaディスプレイを製造するにあたり、Appleにはいくつか考えられる選択肢があるということです。
1. LTPS
低音ポリシリコン(Low-temperature PolySilicon)はiPhone 5の4インチディスプレイに使用されている技術と同じだということです。
小さいスクリーン向けには良いのですが、7.9インチという大きめのディスプレイに使用するのは現実的ではないといいます。大きめのディスプレイに使用すると、製造における歩留まりが悪くなってしまうのだそうです。
IGZO
言わずと知れたシャープのIGZOディスプレイですが、これもやはり歩留まりが悪く、Apple向けに同社が大量生産するということに関して非常にリスクが高いといいます。
アモルファス
アモルファスはすでにこなれた技術ですし、広く使われています。iPad 3やiPad 4に使われているRetinaディスプレイもこのアモルファスが利用されています。
しかし、この技術ではiPad miniに要求される薄さのディスプレイには適用しにくいということです。
つまりどの方式もiPad mini Retinaモデルに使用する要件を満たせていないのです。ということなので、もしかしたら次期iPad miniにRetina ディスプレイが採用されない。もしくは、技術が追いつくまでというか、問題が解決するまで、リリースされないかもしれませんね。
(本文おわり)
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