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2013年05月20日

ちょっと待った!MacBook AirにシャープIGZO採用のうわさ



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WWDC 2013を来月にひかえて、うわさも様々出て来ています。個人的には、今年もソフトウェア中心になると思っています。とにかくiOS 7が発表の中心になることはほぼ確実です。


ハードウェアで、次期iPhone、次期iPad、次期iPad mini、iWatch(仮)、iTV(仮)発表の噂もありますが、それは無いでしょう。あるとすれば、やはりMacBookシリーズかなと思います。つまり昨年のWWDCとほぼ同じ様な製品発表になると思います。

MacBook AirにIGZOが搭載されると最強マシンだ!


シャープが開発した液晶ディスプレイである「IGZO」はインジウム(I)、ガリウム(G)、亜鉛Zinc(Z)、酸素Oxygen(0)という4つの物質によって構成された酸化物半導体が使われています。IGZOの名前はこれらの物質のイニシャルなんですね。


特徴は光の透過率が向上したことで、従来の五分の一から十分の一といわれる省電力、美しく鮮明な画像の表示を実現したことです。


IGZOが注目されるのは、画像の美しさだけでなく、モバイルデバイスのバッテリー駆動の長時間化に貢献することにあります。


5月14日にシャープがノートパソコン向けIGZO液晶パネルを3タイプ、11.6インチ、14インチ、15.6インチを生産すると発表しました。


この発表とWWDCが近いということで、一気にMacBook AirにIGZOが搭載されるのではないかという噂で盛り上がったというわけです。まさにMacBookサイズと言いたいところですが、13インチがありませんね。


MacBook AirにはRetinaディスプレイが搭載されていません。代わりにIGZOディスプレイになれば、高精細で省電力の最強マシンになります。もし発売されたらグラっときて、ポチッとしてしまいそうです。

AppleがIGZOを採用しない理由


しかし、AppleはIGZOを採用しないだろうと思います。採用したくてもできない事情があるからです。実は今年の3月に「AppleがシャープのIGZOを採用しないワケ」という記事を書きました。


その記事にも書いたのですが、IGZOがシャープ固有の技術であることが採用を阻んでいます。Appleは安定供給と低価格維持を考え、主要部品は複数のサプライヤーに製造委託します。


シャープだけが作れるIGZOを採用すると、もし不測の事態がシャープに発生し、部品の供給が遅れたり、止まったりした時に、代替手段がありません。まして経営状況が思わしくないシャープに安心して任せるわけにはいかないでしょう。。シャープに出資したサムスンの影もチラついていますしね。

MacBook AirにRetinaは搭載されるか?


それではもうひとつ噂になっているMacBook AirのRetinaディスプレイ搭載についてはどうでしょうか。結論から言うと、それも今は無理ではないかと思っています。


このことについては、先日「Retina iPad miniの価格が今より高くなると予想されるわけ」という記事にも書きました。


Retinaディスプレイを採用すると、2倍の解像度になります。2倍の数のピクセルを光らせるために、プロセッサを高速化する必要があります。


プロセッサを高速化するとバッテリーの消費が激しくなりますから、バッテリーを強化する必要があります。これらは即、価格に影響したり、バッテリー強化のため、筐体の厚みが増すことが考えられます。


RetinaディスプレイはIGZOとは逆でモバイルデバイス、特に薄型軽量、そして価格の安さを売りにしているMacBook Airに搭載するのは厳しいと言わざるを得ません。


もちろん未来永劫無理というわけではなく、技術の進歩がこれらの問題を解決することはできると思います。それももしかしたら、ほんの1〜2年かもしれません。もう少し気長に待ちましょうか。



(本文おわり)
※ご感想は遠慮無くコメントにどうぞ!

MacBook Airの外部バッテリーと言えば、今のところこの製品しかありません。私も愛用しています。



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posted by approfan at 00:11 | Comment(4) | Mac | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
IGZOってシャープ独自の技術じゃないんですが。
なので、既に海外企業にライセンスが与えられてます。
生産出来るかどうかは別として。

Wikipediaにも書いてありますよ。
Posted by あいうえお at 2013年05月23日 20:48
確かにIGZOのライセンスはサムスンにも提供されていますが、量産化に成功したのはシャープだけです。他のメーカーで量産できない現状では、シャープだけと言っても良いと思います。
Posted by approfan at 2013年05月24日 00:49
ピクセルを光らせるのはプロセッサではありません。バックライトです。
プロセッサはピクセルを処理するのに高速化する必要があると記載するのが正確です。
なお、時期Macbookに搭載される見込みのHaswellではグラフック周りが強化されており消費電力も下がるよう作られているので、その点についてはあまり心配ありません。
Retina化した場合に消費電力が増えるとすれば、液晶の開口率が低くなるためバックライトの明るさを増やす必要があり、こちらの影響の方が大きいと思われます。
なので開口率の高いIGZOでRetina化してくれれば・・・という期待が高まっているのですが、IGZOの採用可能性が低いというのはおっしゃる通りだと思います。
Posted by とおり at 2013年05月26日 02:29
とおりさん
コメントありがとうございます。
大変勉強になりました。_φ(・_・
Posted by approfan at 2013年05月26日 07:01
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