マスメディアはそれぞれの立場や主張があるわけですから、日本経済新聞が、日本を代表する経済紙という立場で記事を書くのは当然です。
日本の経済や産業を応援するという立場からすれば、Appleは目の上のたんこぶでしょう。米国企業であり、日本のスマホユーザーの心を鷲掴みにし、国産携帯メーカーを脇に追いやったカタキみたいな存在です。
ここのところ株価が下がり、iPhoneのサプライヤーに対する発注が減ったと見るやいなや、「アップルが曲がり角にぶつかった」「ヒット商品がうまれない」「2013年1〜3月期決算は10年ぶりの減益」「故スティーブ・ジョブズ氏がかけた魔法が効力を失い」「隠されていた弱みがあらわになった」「アップルの戦略は、クラウド時代にやや色あせてみえる」とAppleが没落したと言わんばかりの宣伝を展開しています。
まぁ、しかし、サムスンのお膝元である韓国のメディアはもっと激しくAppleを叩いていますから、それに比べればいい方かもしれません。
日経新聞がこういった論調を展開すると、他のニュースメディアも同調した記事を書き立てますから、それを読んだ日本人の多くは「Appleも落ち目かぁ」と騙されてしまうわけです。
一方で「iPhone 5がガラケー含む国内携帯市場で販売台数トップ」なんていうニュースが流れたりして、日経新聞の論調と違った実態が明らかにになったりすると、「あれ?落ち目じゃないじゃん」と思うわけですね。
日経新聞の書いた「ヒット商品が生まれず」は正しくありません。繰り返しになりますが、事実iPhone 5はヒットしていますからね。
「10年ぶりの減益」はiPad miniの利益率の低さが原因です。減益は製品が売れていないわけではなく、逆にiPad miniが爆発的に売れてしまったことによります。
ジョブズはいませんが、Appleはまだまだイノベーションを起こすでしょう。それはAppleが他社とは全く違った企業だからです。
ジョブズは生前インタビューに答えて次のようなことを述べています。
「Appleはよく訓練された企業で、他社とは違う仕事のプロセスを持っている。イノベーションは社内のいたるところで行われるミーティングの中から生まれる。新しいアイデアが思いつくと、夜中の10時半だろうが仲間に電話をして議論をするのだ。それは、我々が間違った方向に向かっていないかどうかいつも確認するためだ」
Appleにはイノベーションを起こすことのできる人材と環境、仕事のプロセスが存在しています。そこから必ずあなたをワクワクさせる製品が生み出さることは間違いありません。
ここのところマイナーアップデートも含め、新製品の登場がピタッと止まったのは、次なる大きなイノベーションの準備期間だからかもしれませんよ。
(本文おわり)
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過去30年にわたり、スティーブ・ジョブズが人生や仕事で活用してきた法則を徹底的に解き明かした本です。
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あのNHKでさえ実名&商品名報道しちゃう訳ですから
なので、一社ぐらい過激なのがいても良いと思うに一票
でも、iPadやiPhoneが輝きを失っているかと考えたら全く違って、皆が当たり前のように使っているんですから。
依然、アンドロイドのUIの件でもコメントさせて頂きましたが、Appleの良いところは変わらない操作性に有ると思うので、確かに他のメーカーのように見た目が一挙に変わるよう事も無く、(表面上は)進化が止まっているように感じるのかもしれませんね。
極端な話、日本経済が停滞しているなら、海外の有望株で儲けましょう、なんてことを書くことだって有り得ます。
株の投資先として、これからアリなのかナシなのか、という判断材料を提示するのが彼らの仕事ですから、アップルの現状を彼らなりに書いているということに過ぎないですね。
もっとも、未来の予言など彼らにも出来るはずがありませんから、彼らの書くことが必ずしも投資家にとって正しい判断材料になるとも限らないので、予想を外した時には随分叩かれることになりますよね。
そうこうしてる間に、またアップル株が上がってきていますが、WWDC以降、さらに上げるのか、下げるのか、要注目ですね。
当然、最も敵の多い企業であるとも言えます。
これからもっともっと雑音が多くなる事は間違いないでしょう。
行き着くところ、真の企業価値というのは、株価やシェアではなく、どれだけ多くの人の生活を豊かにするものを発明したか、どれだけ多くのファンがいるかであると思います。
WWDC、楽しみですね。
Appleはハードウェア以上にソフトウェアが素晴らしい事を証明出来る事を楽しみにしています。
と言うよりも、広告料を払ってくれるスポンサーの味方という立場でしょう。
こと、Appleはヒット商品を生み出しながらも、他イズ他広告を出していないので、少々批判的な記事を書いても影響ないのでしょう。
広告料は見逃したとしても、日経として何よりも許せないのは、とっくにつぶれると言ったAppleは息を吹き返したどころか一時は時価総額でTopとなり、売れないと予想したiPhoneはヒットするだけでなく市場まで創り出してしまった。
予想が外れることこそアナリストにとっては致命的な失敗であり、ましてや日経に広告を出していない企業がスポンサーより景気が良いなんて事があってはならないのです。
よって本当にAppleにはそろそろ没落してもらわなくては困るのでしょう。そのためにはジョブズが健在の時もヒットしない商品や、iPodとiPhoneの間に結構時間が空いていたり、iMac発売後も利益が悪かったこともあったのをすっかり遠くに追いやって、ヒットが出ていないとか減益したから景気が悪いとか、「味方によっては当たっているよね」なんて血液型性格診断並みのみっともないことまでやってのけるのでしょう。
日経などアナリストという方々は、過去の事象についての分析は卓越したものがあると思います。しかし、これまで未来の予想について当たっていたのでしょうか?
もし彼らの分析からもたらされる予測が正しい予想を導くなら、もっと早く景気が良くなっていても良いのではないでしょうか。
私はそう思うのです。
唱えてきた身としては日経はアップル寄りの記事を
書くメディアだなぁ〜って印象ですね。
iPhone5の問題が起きるまでは日経もアップル様様な
記事しか有りませんでしたから。私はその遥か前から
アップル落ち目説を唱えてました。(iPhone4の頃から)
日経がやっと時代に追いつこうと動き始めたぐらいに
考えています。
実際、世界シェアでは圧倒的にAndroidの方が伸びて
いるのに余りそれに触れずにアップルバンザイな記事が
多かったように思うんです。日本でAndroidがぐっと
伸びたときにも余りそれに触れませんでしたしね。
実はこういう事を書いて喧嘩を売りに来たわけでは
有りません。まあこういう考えを持った人もいますよ
的な事を知って欲しかったんです。
一応うちの記事も張っておきます。
が、アップルファンの方が読まれると卒倒しそうな
事しか書いてませんので注意です。
http://suzunonejh.blog15.fc2.com/blog-entry-3683.html
http://suzunonejh.blog15.fc2.com/blog-entry-3684.html
もし不快に感じる書き込みでしたら申し訳ない。
みなさん、コメントありがとうございます!
ばさまさん
日本の新聞はもっと過激になるべきではないかと思います。お互いの立場をぶつけあう位の方が面白いです。
ひささん
iPodが2001年、iPhoneが2007年、iPadが2010年に発売です。Appleは毎年新しい製品を出しているわけではありません。今年あたりに出れば、いいペースかもです。
しゅっさん
おっしゃる通りかと思います。一応、ここはApple応援の立場なので、Appleファンの色メガネが入っていますです。\(//∇//)\
鈴さん
色々な立場の人が色々な意見を言うのは当たり前でむしろそうあるべきと思います!♪( ´▽`)