Venture Beatに掲載されていた記事からです。
以前もご紹介しましたが、ジョブズが設立したNeXT時代から12年間、Appleの広告クリエイティブディレクターを務めたKen Seagal氏のiPhoneに関する発言が興味深かったのでご紹介します。
iPhoneのファミリー化
Ken Seagal氏は「iPhoneはファミリー化されるだろう」と言います。
iPodファミリーをみてみましょう。iPod shuffleはブルー、イエロー、サーモン、パープル、シルバー、チョコレートなど多彩なカラバリがあります。iPod nanoやiPod touchも同様に複数のカラーから選ぶことができます。
そもそもiPodファミリーとして、touch、nano、shuffleとclassicも健在です。それに加えてカラバリからも選べる様になっています。思い返せば、iPodも最初のうちは一種類でしたし、カラバリもありませんでしたね。
iPhoneもiPodの様にファミリー化すると予測しているわけです。
Appleは過去のレッスンから学んでいる
iPhoneはここまで快進撃を続けて来ました。今のiPhone 5もすばらしいデバイスです。それを疑う人は少ないでしょう。
しかし、Androidは多数のメーカーから星の数ほどのスマートフォンが発売され、Windows Phoneなども登場しています。iPhoneが登場したばかりの頃とはちがい、多くの人達がスマートフォンを手にしています。
これだけ種類が多くなり、多くの人びとが使うようになると、いくら他機種よりもiPhoneが卓越したスマートフォンだと言っても、砂の中に埋もれてしまいます。いわゆるコモディティ化してきたということなのかもしれませんね。
Appleは音楽プレーヤーが同様にコモディティ化した時に、iPodの種類を増やし、ファミリー化することで、乗り越えた過去があります。
すべてはユーザーのために
Ken Seagal氏は、
「スマートフォンのユーザーは近年急速に増えました。単純な事実として、人それぞれ、異なったニーズがあるということです。デバイスのファミリー化を行うことによって、iPhoneを広くアピールすることができるようになります。Appleは影が薄くなったという批判を抑えることもできるでしょう。」
と言います。
最近噂になっていますが、例えば、「iPhone mini」これは廉価版ではありますが、決して安っぽいiPhoneではありません。「iPhone 5S」は複数のカラバリで登場するかもしれません。「iPhone maxi」はより大きいiPhoneで、大きなサイズを好む特にアジアで他社と競争することになるでしょうということです。
個人的には廉価版iPhoneは懐疑的、カラバリなんていらない、大画面iPhoneはナンセンスと言い続けて来ました。しかし、Ken Seagal氏にiPodがたどってきた道から説かれると、なるほどiPhoneのファミリー化、あるかもしれないと思ってしまいました。
(本文おわり)
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