Business Insiderに掲載されていたのですが、長年Appleの広告代理店でクリエイティブ・ディレクターを務めていたKen Seagall氏が最近のAppleのネーミングについて語っています。
Ken Seagall氏と言えば、ジョブズとNeXT時代から12年間にわたってともに働いてきた仲です。特にAppleのマーケティングキャンペーンである「Think Different」の製作に参画、また「iMac」を命名したことで知られています。
AppleはiMac以降、iPod、iPhone、iWorkなど、製品のネーミングの先頭に「i」をつけることを好み、「iシリーズ」はApple製品の代名詞とまで認識されるようになりました。最近ではApple以外でもよくみかける様になった製品の頭文字「i」ですが、元はといえば、Ken Seagall氏のアイデアによるものです。
氏は、自身のブログで最近のAppleの製品ネーミングについて、混乱が生じていることを憂いているという記事を掲載したそうです。
例えばiPadについていうとiPad → iPad 2 → New iPadと来ました。なぜiPad 3ではなく、New iPadになってしまったのか「理由がよく理解できない」としています。
iPhoneについてはiPhone 4 → iPhone 4S → iPhone 5ときました。Seagall氏は特にこの「S」モデルについてとりあげています。「S」がついたモデルはメジャーアップデートではない、改良版ということで理解されていますね。
「S」モデルが改良版だということをAppleが意図しているかどうか知られていません。しかし、氏は「S」モデルをAppleが利用しないことを望んでいるそうです。
なぜなら「S」モデルは「はずれ年」の製品で改良版にすぎないというメッセージをそのネーミング自身が発信しているからです。
その製品開発の裏でエンジニアやデザイナーがいかにベストを尽くして仕事をしても、そう受け取られてしまう避けられない現実があると言うのです。このことはAppleのマーケティングやブランドに決して良い影響は与えないだろうとしています。
iPadについては確かにそうで、便宜上みんなiPad 3とかiPad 4とか言ってますよね。単純に数字を付けた方がシンプルで良かったのではないかと私も思います。
iPhoneの「S」モデルについては、今までそれほど違和感を感じなかったのですが、「マイナーアップデート」と捉えられてしまうのは、やむを得ないです。いっその事、毎年数字を加算していく方がシンプルで良いという意見は納得できるものがありますね。
(本文おわり)
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しかし、メーカー側(特に開発者)としては明らかに改良版なのにバージョンを1つ上げるのは製品管理や心情的に許せないことなんです。かといって2年置きにバージョンアップするのも戦略上よくないし...
Appleも製品毎に呼び方が違うのは、市場の反応を探っていると思うのですが。
※S付きはハズレ年じゃないですよ。私はiPhone4S持っていますがiPhone4の弱点を克服したいい製品です。できるだけずっと使っていたいです。
やっぱS付きのがいいかなぁ