日本でもauやソフトバンク、携帯ショップなどでiPhone 5の盗難事件が何件も起きています。そういったスマートフォンの盗難と言えば決まってiPhoneです。盗まれたiPhone 5は国外のブラックマーケットに流れていると言われています。
iPhone 5の盗難事件は米国でも頻繁に起こっているようです。そんな中でサンフランシスコの検事であるGeorge Gascon氏は「キル・スイッチ(Kill Switch)」をiPhoneに搭載すべきだと主張しており、近くAppleのティム・クックCEOに直接会って要請したいと考えいるそうです。( Huffington Postより)
「キル・スイッチ」とは名前の通り、盗難されたiPhoneをリモートで殺してしまう。言葉を変えると壊してしまう機能ということです。使えなくなってしまえば、ブラックマーケットで売れなくなるため、盗難も減るだろうという考えです。
今でも「iPhoneを探す」アプリを使えば、ロックしたり、データを消去することは可能です。しかし、それをやってもiPhone自体を初期化してしまえば、再度使うことは可能です。
そもそも、盗難にあったiPhoneは販売前のものなので、Apple IDが設定されていません。ということは「iPhoneを探す」アプリも意味がありません。なぜならApple IDでログインしないとこの機能は使えないからです。
米国ではAT&Tとベライゾン、スプリント、T-Mobileなど大手キャリアが盗難スマートフォンのシリアル番号を交換して、ブラックリストに登録する試みが行われるそうです。つまり盗難iPhoneはこれら米国のキャリアで接続しようとしても拒否されてしまうわけです。
ところがこの対策も海外のブラックマーケットに流れてしまえば、有効ではありません。またキャリアに接続しなくてもWi-Fiでネット接続はできますし、Skypeを使えば通話も可能です。
実際に英国ではいち早くブラックリスト登録を行ったそうですが、以上の理由からあまり有効に機能しなかったということです。
「キル・スイッチ」なるものがiPhoneに搭載されたとして、どのように使えなくするのでしょうか。Gascon氏は検事なので技術に詳しくありません。氏は「メーカーは高度な機能をいち早くモバイルデバイスに搭載できるのだから、キル・スイッチも簡単に搭載できるはずだ」と述べているそうです。
「キル・スイッチ」をユーザーが直接使うことはないかもしれませんが、いざという時には安心かもしれません。しかしリモートでハードを壊す、または二度と使えなくするというのは、技術的に難しいのではないかと思ったりもします。どうなのでしょうね。
(本文おわり)
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iPhoneアプリ開発にこれから挑戦する方も、一度挫折したかたも、今度こそiPhoneアプリを開発できるようになるかもしれません。
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