別にサムスンの欠点をあげつらおうというわけではありません。Wired.jpの記事を読んでいたら、サムスンの3つの弱点がそのままAppleの3つの強さになっていることに気づいたので、みなさんと共有したいと思います。
なんと言ってもデザインですね
デザインについては、言うまでもありません。ガラスやアルミを豊富に使って、「おしゃれで洗練された宝石のような外観」を実現したiPhone 5のデザインは秀逸です。
Canalys社のアナリスト、ビート・カニンガム氏は「サムスンの最大の弱点はデザイン。製品のルックアンドフィールだ」と指摘しているそうです。サムスンの最上位機種であっても、「筐体に薄っぺらいプラスティックが使われている」と言われています。
Appleの場合、筐体にお金をかけているにも関わらず、全世界のスマートフォンの利益の70%を稼いでいます。サムスンはAppleほどそこにお金をかけていない(かけられない?)にも関わらず利益は25%にすぎません。Appleと同じことをしたら利益が飛んでしまうのは明らかです。
顧客体験のすべてを垂直にコントロール
Appleのすごいところは、ハードウェア、ソフトウェアだけでなく、開発者向けのAPI、App Store、iTunesコンテンツ、直営店のApple Store、Apple Care、Genuis Barに至るまで自ら提供していることです。
ハードウェアとソフトウェアは提供できても、Apple以外の他のメーカー、それがたとえサムスンでも今はできていません。
市場で利益をあげるためには、Appleのやり方が最強であることは間違いありません。iPhone本体だけでなく、その周辺の流通やサポート、コンテンツの提供まですべてAppleが関わって、そこから利益を上げています。全世界の利益の70%を稼いでいる理由はここにあります。
ブランド力
Wired.jpが面白いことを言っています。
「アップルのイヴェントで、製品の価格、出荷日、そして利用できる国と通信キャリアが発表されないと想像してみてほしい。そんなことはあり得ないのだ」
通信キャリアへのAppleの影響力はとてつもなく大きいです。iPhoneの発表イベントで対応するキャリアが決まっているということは、発表イベントまでにキャリアのテストをすべて済ませているわけです。このことはAppleがそのブランド力でキャリアを牛耳っている証拠の一端です。
先日サムスンはニューヨークでGalaxy S4の発表イベントを大々的に行いました。しかし、価格、発売日、キャリアに関する言及はなかったそうです。
Appleが何気にやっていることは他にもあると思いますが、他のメーカーからしたら、とても真似できないことだらけなのですね。ですからiPhoneの優位性を崩すことはなかなか難しいだろうと思います。
(本文おわり)
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