「シャープのIGZOがiPhoneやiPadに採用されるかもしれない」
その様なことが言われ始めて随分と時が経ちましたが、未だAppleはIGZOを正式に採用してはいません。シャープは業績低迷で危機的な状況を脱するため、Appleに採用してもらいたいと思っているはずです。
ウォールストリートジャーナルによると、「IGZOはシャープを救う技術になるだろう」と奥田社長も期待を寄せています。
そもそもIGZOはなぜ注目されているのでしょうか。それは電池寿命と鮮明な画像にあります。特に電池寿命はタブレットの場合、今の2倍になるそうです。タッチディスプレイの感度は5倍以上になると言われています。
通常のアモルファスシリコンのディスプレイだと、画像のちらつきを除くため、1秒間に60回リフレッシュする必要があります。しかしIGZOの場合、1秒間に1回ですむそうです。リフレッシュの回数が少ない分、電力が節約できるというわけです。
IGZOは大画面テレビなどにも利用できますが、電力の節約という省エネ性をより要求するのはモバイルデバイスです。そういう意味ではAppleをはじめとしたモバイルメーカーがこぞって採用しても不思議ではありません。
しかし、実際には自社のスマホ、タブレットや32インチの超高解像度コンピュータモニターに組み込まれ、国内でのみしかIGZOディスプレイは使われていません。
それはこの技術がシャープの独自技術であることが、制約になっているためだといいます。
Appleなど世界的な大手電機メーカーは安定供給と低価格での影響力を考えて、主要部品を複数のサプライヤーに製造委託します。
従ってAppleもシャープしか製造できないIGZOをiPhoneやiPadに採用するわけにいかないのです。シャープからの共有が止まった時、命取りになりかねません。
Appleの立場になれば、よくわかると思います。リスクを承知して覚悟の上でIGZOを採用するなどということは、責任ある世界的メーカーAppleが踏み切れるはずはありません。
IGZOが素晴らしい技術であるだけに、もったいないですよね。
(本文おわり)
※ご感想は遠慮無くコメントにどうぞ!
ついにiPhone、iPadのディスプレイを綺麗に掃除してくれるお掃除ロボットが登場!!おもちゃではありますが、ちゃんと「ルンバ」の様に動くそうですよ!
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他のメーカーも量産できるようになれば、この技術も活きるでしょうが、そうなると、シャープを立て直す技術にはならず…
あちらを立てればこちらが立たずですね。