AppleのPodcastアプリがアップデートされ、バージョン 1.2になりました。それによって、ユーザーインターフェイスに変更が入っています。
冒頭の画像左がアップデートされたPoscast、右が旧バージョンの画面です。旧バージョンはタイトル画像をフリックすると音楽テープデッキの様なデザインが登場していました。しかし、今回のアップデートではテープデッキの表示は削除されています。
TechCrunchに、Appleハードウェアデザインのボスであるジョナサン・アイブ氏が、最近ソフトウェアチームの打ち合わせにも顔を出すようになったというウォールストリートジャーナルの記事を紹介しています。
以前も取り上げましたが、ジョナサン・アイブ氏は、経営陣の交代によってハードウェアだけでなく、ソフトウェアも含めたデザイン全般を担当することになりました。
従来Appleのデザインは「skeuomorphic」と呼ばれる現実世界のモチーフを模倣したデザインを好んで使っていました。しかし、アイブ氏はもともと「フラットデザイン」という装飾を使わずシンプルなデザインを提唱していた様です。
旧バージョンのPoscastアプリはまさにこの「skeuomorphic」指向のデザインでした。テープデッキのモチーフはそのことを表わしています。
しかし、新しいPodcastアプリではテープデッキのモチーフは姿を消しました。どちらかと言うと、フラットでシンプルなデザインが採用されています。
そういう意味で、アイブ氏が立場上、ソフトウェアのデザインにも影響を与えるようになっている結果ではないかとしています。Appleからコメントを得られてはいませんので、あくまで推測ではあります。
しかし、アイブ氏がソフトウェアのデザインに意見を述べていると考えても決しておかしな事ではありません。むしろAppleのデザインを統括しているアイブ氏の影響が及ぶのは当然と考えた方が良いでしょう。
そうなってくると、次期Mac OSXやiOS 7にも積極的にフラットデザインが採用され、画面のイメージが変わるのかもしれませんね。
(本文おわり)
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