数多くあるスマートフォンの中でも、iPhone 5のボディの質感はとにかく抜きん出ていると思います。特にアルミ製のバックパネルは秀逸です。
一見金属的であるにもかかわらず、手に持った感触がすべすべしているのに最初は驚きます。またすり傷などがつきにくいという特徴を持っている様で、私のiPhone 5のアルミバックパネルは傷ひとつありません。普段私はケースを使用していないにも関わらずです。
すり傷っぽいものや、汚れがついても柔らかい布や指で拭うだけで「あら不思議!」綺麗に取れてしまいます。これっていったいどうなっているのでしょうか。
マイナビニュースにその事が掲載されていたのでご紹介します。
それによると、iPhone 5ボディの質感の秘密は「陽極酸化処理(アルマイト加工)」にあるのだそうです。つまり使用されているアルミ合金にアルマイト加工が施されているというわけです。
アルマイト加工(陽極酸化処理)とはなんぞやということになるわけです。「陽極酸化処理」という日本語名称からわかるように、アルミの表面に酸化皮膜を人工的に作る処理のことだそうです。
実はアルミは自然のまま放っておいても、薄い酸化皮膜ができるのだそうです。それだけでも耐食性があるため、錆びにくく、銀色の輝きを保つことができます。
ですが、耐食性や硬さ、耐摩耗性を更に高めるために、もっと厚い酸化皮膜を作ってしまおうというのがアルマイト加工なのですね。
質感だけでなく、すり傷や汚れがつきにく性質というのは、分厚い酸化皮膜のおかげだったというわけです。アルマイト加工について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!
ただ、酸化皮膜は無数の孔があいているため、それを埋めるために染色する必要があるそうです。iPhone 5のアルミ部分がブラックやシルバーに染色されているのは、そのためだそうです。
傷がつきにくく、いつもなぜなぜしたい質感はこのアルマイト加工のおかげだったのですね。すごいぞ!アルマイト加工!
(本文おわり)
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アルマイト加工されたiPhone 5を保護するアルマイト加工されたiPhone 5ケースです!(^_^;)
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「錆びにくく」するというのは間違いで、人工的に錆を形成(酸化)するのがアルマイト処理です。鉄の場合には、例の錆色の脆い錆となりますが、アルミニウムの錆は透明で強靭な特性を利用しているわけですね。
「孔を埋めるために染色」というのも間違いです。
孔を埋める処理が必要なのは確かですが、必ずしも色を付ける必要があるわけではなく、その封孔処理の際に、一緒に染料を染み込ませることで、色を付けることが比較的容易ということです。
Appleでは、iPod miniあたりから、カラフルなアルマイトを多用していますね。