またもや「ドコモからiPhone発売」の噂が賑やかですね。もちろん、今度も絶対に出るとは言い切れないものの、今年に入ってiPhoneに対するドコモ関連のニュースや情報が多数でていることも確かです。
どれだけあるのかもう一度振り返ってみると、「ひょっとしたら」という思いが拭いきれなくなってきました。
ドコモは追い込まれている
ドコモにとって今は逆風が吹き荒れています。反面KDDIとソフトバンクは絶好調です。明らかにiPhoneを取り扱っているかどうかで明暗を分けている構図です。
ドコモ社長「2〜3割り程度なら」発言
ドコモ加藤社長は1月22日、2013年春モデル発表後の取材でiPhone導入について聞かれ、「スマートフォン全体の販売数の2割から3割程度であるなら、ラインナップとしてiPhoneを揃えることはありえる」と述べました。
条件付きながら「ラインナップとしてiPhoneありえる」は、今までより一歩踏み込んだ発言と言ってもいいと思います。
MNP転出過去最高(涙)
上記の加藤社長発言のウラには当然ドコモの業績や顧客離れなどがあると思われます。特に昨年10〜12月のMNPは転出超過が約53万件と、四半期としてはこれまでで過去最大を記録してしまいました。
時期的にもiPhone 5の影響を強く受けたと言っていいと思います。
iPhone無きドコモの接客コンテスト
そんな中、年に1度開催するドコモの接客コンテスト全国大会が開かれました。そのお題の一つは「ドコモを解約し、auのiPhoneに乗り換えたい」という顧客をどうやって引き止めるかということを競うものです。
そういった顧客が多いのでしょうね。ドコモの苦渋がみてとれます。
Androidの品質問題
ドコモの春商戦向け発表会で同社の関係者が漏らしていたのは、ドコモからauのiPhoneに出て行く顧客の大きな理由は「Androidスマホの品質が悪い」だったそうです。「フリーズしてしまう」「アプリが立ち上がらない」をはじめ、「電話として機能していない」というものまでさまざまな不具合が報告されているそうです。
ドコモとしては頼みの綱のAndroidがこれでは対処のしようがないことでしょう。
親会社NTT社長が追い打ち
ドコモの親会社NTTの鵜浦博夫社長は、昨年ドコモがiPhone 5の攻勢で、MNP転出超過53万件ということを受けて「ドコモの決定を尊重するが、利用者のニーズに応えることも必要」と発言し、子会社のドコモに期待を寄せたということです。
顧客だけでなく、親会社までもが圧力をかける状況でドコモの立場も厳しくなった感じです。
Blackberryの日本撤退
カナダの通信機器Blackberryが日本のスマートフォン販売から撤退する方針を決めたというニュースが2月8日に報道されました。
Blackberryと言えば、2006年にドコモが法人向けに取り扱いをはじめたビジネスマン向けスマートフォンです。2008年には個人向けに販売を始め、2009年にはドコモからBlackberry向けアプリの配信が開始されています。そういう意味で、ドコモは日本においてBlackberryを推進してきました。
しかし、Blackberryは世界的にみるとiPhoneやAndroidにおされ、シェアが激減しました。巻き返しとして1月30日に社名変更と最新OS「Blackberry 10」を搭載した新機種を発表しています。
「さぁ、これから巻き返し」というタイミングにも関わらず、ドコモはBlackberryを切ったと考えてもおかしくないように思います。穿った見方をすれば、これもiPhone取り扱いへの布石と捉えられなくもありません。
ゴールドマン・サックス証券が「ドコモは買い」と判断
1月17日にゴールドマン・サックス証券がNTTドコモに対する投資判断を「中立」から「買い、コンビクション」とし、目標株価を13万円から15万8000円に引き上げました。
その理由は「iPhoneの取り扱い開始、固定・無線のバンドル販売のいずれか、場合によっては両方を今後3〜6カ月以内に意思決定する可能性が高まっていると想定」したためとのことです。
証券会社は投資家への情報提供で責任ある投資判断をするため、企業情報を収集して分析しています。iPhoneの取り扱い開始検討中の確かな情報をどこからか入手したのでしょうか。
auがiPhone下取りサービス準備中
つい先日の2月18日「KDDIはソフトバンクが行なっている旧機種の下取りサービスを準備している」と報道されました。
ニュースではドコモがiPhoneを導入した場合を想定した対策だとその理由が説明されています。確かにドコモがiPhoneの取り扱いを始めたら一番ダメージを受けるのはKDDIということになるでしょう。
気になるのは、今までも「ドコモからiPhone出る」という噂は何度もあったにも関わらず、なぜ今回に限りドコモ対策を講じるのかということです。
もしかしたら、携帯キャリア業界内では、すでに「ドコモiPhone参入」の確かな情報がもたらされているのではないかと勘ぐりたくなるKDDIの動きです。
これ以外にも複数の海外アナリストから、「ドコモからiPhone発売」の噂がもたらされているのは、すでにご存知と思います。ここまで材料が揃ってくると、今回は本物かもという気になりませんか?
(本文おわり)
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