9to5Macより報じられ、すでに話題になっていますが、次期Mac OSX 10.9に「Siri」と「Maps」が追加されるということです。
「Siri」も「Maps」もすでに最新のiOS 6に組み込まれている機能です。Mac OSX 10.7 Lionがリリースされた時に、すでに10.8 Mountain Lionとその次の10.9 Lynx(?)の開発に着手していたようです。
AppleはLion以前からiOSの機能をMac OSXに取り込んできました。Mountain Lionには「通知センター」「iCloud」「リマインダー」「Game Center」「音声入力」などの機能が追加されました。
そして次のMac OSX 10.9に残りの「Siri」と「Maps」が追加されるということなのです。もちろん逆の流れ、つまりMac OSXの機能をiOSに組み込んだものもありました。例えば、Pages、Numbers、KeynoteやiMovie、iPhoto、GarageBandなどもそうかもしれませんね。
こうしてMac OSXとiOSの機能を相互に追加するその先には何があるのでしょうか。
ひとつ考えられるのは、Mac OSXとiOSは将来統合されるのではないかという予想です。これまでの流れを見るとこの説は非常に説得力があります。
しかし、以前Appleのティム・クックCEOは「MacBookとiPadの統合はない」ということを述べています。これはマイクロソフトがWindows 8をPCだけでなく、スマートフォンやタブレットでも動かそうという計画に対する感想を聞かれ、クックCEOが述べた言葉です。(参照記事)
つまり、ひとつのOSをすべてのデバイスで動かそうとすると、どこかで妥協が生じる。Appleはそんなことはしないという意味で語ったことです。そうであるとするなら、Mac OSXとiOSの統合というのは考えにくいということになります。
それでは、なぜAppleはMac OSXとiOSの機能を相互に追加しようとしているのでしょうか。おそらくそれはiCloudを介した機能の統合を目指しているためではないかと考えます。
Appleは以前パソコンをすべてのデバイスのHUBと位置づけていました。しかし、今はiCloudを中心にMacやiPhone、iPadなどのデバイスで、すべてのデータを共有し、どこにいても同じ情報を参照、更新できるようにしようとしています。
そのためには、iOS、Mac OSXそれぞれの機能をお互い共有する必要があります。事実すでに統合されたメモ帳やカレンダー、ブックマーク、連絡帳、写真、リマインダー等々は、iPhone、iPad、Macで瞬時に共有することが可能です。
次のMac OSX 10.9で新たに統合される「Siri」や「Maps」などは、もしかしたら今まで以上にその統合効果を期待できるかもしれません。
私の勝手な想像ですが、Macの「Maps」でドライブの計画をたて、iPhoneのナビアプリがそのドライブ計画通りにナビゲートしてくれるなんていうことも可能になるかもしれません。
「Siri」は学習機能がありますから、今までiPhoneで学習させたことは引き継がれ、Macでも学習済みの「Siri」をそのまま使うことが可能になります。
これからもMac OSXやiOSにはさまざまな機能が追加されていくことと思いますが、新たな機能はiCloudを介してどこにいて、どのデバイスを使っても、同じ機能、同じデータを使うことができるという便利さを享受できることでしょうね。
(本文おわり)
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