Appleシニアバイスプレジデントのフィル・シラー氏が、iPhone 5にどうしてNFCを搭載しなかったのか聞かれて以下の様に回答しています。
「決済システムがなくとも、”Passbook”だけで多くのユーザーを満足させられると考えている。また、NFCがユーザーが現状抱える問題を解決できるとも限らない。Passbookこそが、ユーザーが”今”求めているものなのだ。」
個人的にはiPhone 5にNFCが搭載されていなかったことにがっかりしていました。しかし、「フィル・シラーはまともなことを言っているなぁ」と改めて関心しました。というのも、確かにNFCはまだ実証実験段階で、商用化している例はほとんどないからです。
NFCが世界中に普及するまでに、まだ最低でも数年、もしかしたら10年くらいかかるかもしれません。ですから今iPhoneにNFCを搭載しても、便利に使えるユーザーはほとんどいないのです。
それにしてもiOS 6で世界中のiPhoneに一斉に搭載された「Passbook」の存在感たるや、すごいものがあると思っています。もしあなたがiPhoneユーザーなら、あなたのiPhoneにも「Passbook」たぶん入っていますよね。(iOS 6になっていれば入っているはずです)
日本には非接触のFeliCaがあるから、Passbookは流行らないと思っていたら、さにあらず、一斉にPassbook対応サービスが登場したことに、いささか驚きました。ぐるーぽん、ANA、電通、札幌市、ホットペーパーグルメ、ぐるなび等々です。これは相当な勢いです。
Passbookで何ができるかというと、お財布をイメージしてください。お財布にはお金以外に会員証、クーポン、ポイントカード、保険証、診察券などがお店や施設毎に何枚も入ってパンパンになってますよね。(私だけ?)
これらを電子的にiPhoneの中に整理して入れることができるのがPassbookです。しかもPassbookはiPhoneの画面にバーコードやQRコードを表示して、店頭のバーコードリーダーで読み込むだけです。今や非常に一般的でローテクだからこそ、すぐ利用できるというわけです。
これがNFCだとNFCを搭載した端末は今世の中にほとんどありません。これから普及させるのに何年もかかるというのは、そういう理由です。しかもPassbookならNFCでやろうとしていたことが、ほとんでできてしまうのです。
こういう決済手段が普及するためには、消費者の数とお店の数がキーになります。Passbookの場合、iPhoneユーザーの多くが今やアプリを所持しています。お店側もバーコードリーダーさえあれば、すぐ始めることができます。つまりPassbookは登場して早々普及する条件をすでに満たしているのです。すごいのは、日本だけでなく世界レベルで普及する可能性があるということです。
Appleは最初NFCを検討したけれども、「今すぐ世の中に普及させるにはこれだ!」と読んでPassbookをiOS 6に搭載してきたのではないでしょうか。Appleってやっぱりすごいです。(^_^;)
「気になる、記になる…」さんに掲載されていました。
「iOS 6」の「Passbook」のクーポンをAndroidでも利用出来るアプリが登場
ついにPassbookはAndroidまで巻き込むことに成功したのです。これって世の中を変えるほどのイノベーションではないでしょうか。NFCを横目にAppleだけが成し遂げることのできた偉業だと思いますね。
(本文おわり)
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