The Motley Foolになかなか面白い記事があったのでご紹介したいと思います。
Apple成功の公式は、「S=(O+V)*F」だというのです。おそらくこれはAppleだけでなくとも、どの企業でもこの公式を使えば成功すると思います。でも、それは「Appleと同じ事ができれば」という但し書き付きです。が、きっととても参考になりますよ。
さてこの公式ですが、アルファベットはもちろんある単語のイニシャルです。
Success = (Opportunity + Vision ) * Focus
ひとつひとつ説明していきましょう。ご興味のある方は元記事もお読みくださいね。
Success(成功)はもう説明するまでもありません。Appleが今日最も成功した企業であることは疑いの余地がありませんね。
Opportunity(機会)
先進的な新しい製品を生み出すためには、利用できる技術の機会を捉える必要があるということです。
これはApple自身の失敗例になりすが、NewtonというPDAが1993年にリリースされました。残念ながら、技術の到来を待たなかったため、分厚くて、遅く問題の多いハードでした。反面、技術を捉えてPDAで成功したのはPalmだったということになります。
ジョブズもiPhone、iPadを何年も前から検討し、彼の理想のマシンが作れる技術が到来するのをじっくり待っていたと言います。まさに「今だ!」という機会を捉え、万を時して発売し、大成功をおさめたのでした。
Vision(ビジョン)
ビジョンはこれから目指す方向性と言ってもいいと思います。それを明確にしないと、道を誤ってしまうのです。とにかく、あの山の頂上を目指そうというものがあるから、山の頂上に辿り着くのですね。
AppleがiPhoneを発表する前、世の中にはスマートフォンと呼ばれる携帯電話が溢れていました。BlackBerry、ノキア、HTC、LGなどが作ったものです。どれも使いにくいものばかりでした。
2007年にAppleはスマートフォンを再創造すると言って、iPhoneを発表しました。他のスマートフォンとは比べ物にならないスルスルと指を画面の上にすべらせるだけで、思うがままに操作する気持ちよさ。人々は熱狂的にiPhoneを迎え入れました。
どうして、Appleだけそれができたのでしょうか。Appleは創業したころから人々が使いやすいコンピュータを作るという明確なビジョンがありました。特にGUIには並々ならぬこだわりを持っています。
他のメーカーが道に迷っている時に、Appleだけが目指す方向性をしっかり持っていたのですからiPhoneの成功は火を見るより明らかだったのです。
Focus(焦点)
成功の公式では、このFocusへの掛け算になっていますから、とりわけ重要です。Focusの取り組み次第で成功が何倍にもなるわけです。反面、これに取り組まないと、成功はゼロ。つまり失敗ということになってしまいます。
いったい何にフォーカスしたのでしょうか。それはVisionにも関連することです。Appleはユーザーがあっと驚く様な製品、ユーザーが喜ぶ製品を作ることにフォーカスしたのです。
彼らはiPodで世界を席巻してやろうと思っていませんでした。ただユーザーが使いやすい、ユーザーに喜ばれる音楽プレーヤーを作ることにフォーカスしただけです。結果的にiPodはAppleをコンピュータメーカーから家電メーカーへと導いたのでした。
Appleの製品は非常に精巧に作られていることでも知られています。どうして高品質の製品が生まれるのかというと、それもユーザーに喜んでもらう製品を作ることにフォーカスしているからです。
ですから手を抜かないのです。結果的に高い品質となり、ユーザーは満足し、製品は世界中で熱狂的に迎えられるのです。世界中のApple Storeの前にiPhone、iPadを購入するための長蛇の列ができるのは、ある意味当然なのです。
ユーザーに喜んでもらうことに集中するということは、そんなに簡単なことではありません。Appleはそのためにどれだけ努力し、妥協せず、こだわって製品を作っていることでしょうか。
「お客様に喜んでもらうにはどうしたらよいか」そのことにフォーカスしたら、私たちの仕事の仕方も変わるのではないでしょうか。これはAppleだけでなく、どんな仕事にも共通する真理かもしれませんね。
(本文おわり)
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