「Siri」の生い立ちについて、読者の皆さんはどれだけご存じでしょうか。ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に掲載されていましたので、ご紹介したいと思います。
ちなみにふとSiriに生い立ちを聞いてみたくなったので、やってみました。
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まぁ、予想通りでした。(^_^;)
もう少し面白い答えを期待していたのですけどね。
「Siri」は2010年にAppleに買収された同名のベンチャー企業の技術です。音声認識だけでなく、文脈まで理解する非常に優れた技術です。
Siriという会社はシリコンバレーの非営利研究開発会社であるSRIインターナショナルからスピンアウトしたベンチャー企業なんだそうです。
研究所が開発した技術というと、最初に技術があって、応用分野やビジネスを後から考えると思われがちです。しかし、SRIはそのようなアプローチを取らないということです。「技術を出発点に会社を設立すると、失敗は目に見えている」というのがその理由です。
まず大きな市場機会を発見して、それに見合った技術を事業化するというのが、SRIのやり方だということです。
iPhoneが登場した2007年頃、スマートフォンを利用したチケット販売やレストランの予約などのモバイルサービスが始まっていたそうです。しかし、小さな端末ではクリックしにくいとか、クリック操作がひとつ増えるとユーザーが使わなくなるという問題が発生していました。
彼らは「クリック数をゼロにすればよい」と気がつき、その方法を考えている中で生まれたのが「Siri」だったということなのです。
技術が先ではなく、まず市場のニーズや問題を解決するために技術を開発するというアプローチはとても参考になります。企業の製品開発の場合、そういうことはわかっていても、つい技術から入ってしまいがちだからです。
SRIはこの自然言語の認識・処理技術がロボットとのコミュニケーション手段になると考えているそうです。iPhone 4Sの「Siri」はまだ発展途上で、ぎこちないです。しかし、コンピュータやデバイス、ロボットなどと自然言語で自由にコミュニケーションする時代はすぐそこまで来ています。とても楽しみですね。(^o^)
(本文おわり)
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Siriの解説本が7月初旬に発売予定です。
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