パテントトロールというのをご存じでしょうか。
Wikipediaによると「自らが保有する特許権を侵害して
いる疑いのある者(主にハイテク大企業)を見つけ出し、
それらの者に特許権を行使して巨額の賠償金やライセンス
料を得ようとするが、自らは当該特許に基づく製品を製造
販売したり、サービスを提供したりしていない者」で、
通常は小規模な企業であることが多いそうです。
つまり、何らかの手段で手に入れた特許権を侵害して
いる企業を探して、高額な賠償金を得ようと活動する企業
だということです。ちょっとダークな印象がある存在ですね。
そのパテントトロールの一企業であるDigitude Innovations
が、Appleから入手した2つの特許を侵害しているとして
Amazon、HTC、LG、Nokia、Research In Motion(RIM)、
サムスン、ソニーなどを訴えて、ロイヤリティの支払い、
および製品の販売停止に利用しているとTech Chrunchが
報じています。
このDigitude Innovationsは2011年4月に「消費者向け
電子製品の世界的大手企業の1社と最初の戦略的提携を
完了した」と発表したそうです。このとき、その企業名
を同社は明らかにしなかったとのことですが、どうやら
Appleだった様だということです。
Appleが直接特許侵害で同業他社を相手に訴えると、
逆に相手からも特許侵害の反撃を受けるリスクが高い
です。事実、サムスンとの特許紛争は泥沼の様相になって
いますね。
しかし、パテントトロールはメーカーではないため、
失う者がなく、強気の権利行使をすることができます。
訴えられる企業もクロスライセンス契約に持ち込むことが
できず、反撃もできない、また法廷闘争に長けているため
パテント・トロールの要求に屈せざるを得ないケースが多い
ということです。
Appleは本当にパテントトロールを利用したのでしょうか。
Tech Chrunchは、Appleが特許使用料を手に入れるため、
Digitudeを「刺客」として利用した、あるいは、Digitude
につきまとわれたAppleが宥和策として2件の特許を譲渡した
かどちらかだろうと報じています。
同業他社と正面から特許や知的所有権のために戦っている
Appleですから、刺客としてDigitudeを利用するということ
よりも、法廷闘争のコスト削減というような意味合いもある
のではないでしょうかね。
(本文おわり)
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