日経トレンディネットに、
「国際競争力低下の要因? 強化すべきデザイン力」という
記事が掲載されていました。
記事を書かれたのは、慶応大学大学院メディアデザイン研究家教授
岸博幸氏です。
記事の冒頭の文章が、要約になっているので引用します。
米国のメディアでは、スティーブ・ジョブズ氏が死去した後、ビジネスにおけるデザインの重要性を指摘する論調が増えている。そこから学ぶべきは、デザインの定義は広いということと、米国のみならず世界の多くの国がデザインの強化に注力し出していることであろう。日本も頑張らなくてはならない。
特にAppleは優秀なデザイン力で製品を次々大ヒットさせていると
述べておられます。そもそも米国はデザインに秀でた国であり、
数多くの米国企業が美しいデザインの製品を作り続けてきたと指摘
しています。
日本もかつては工業デザインで世界的な競争力を誇ってきたが、
今やその力が低下してきているそうです。しかし、日本はそもそも
デザインを強みにできるはずだと氏は言われます。
デザイン専門の大学教授の記事に私ごときがコメントすることは
できません。私が興味を持ったのは、ことAppleに関していうと、
人々を魅了する製品を生み出したデザイン力以外にもっと根底の
何かがあるのではないかということです。
日本の企業もデザイン力を磨く必要はあるでしょう。しかし、
デザイン力だけ磨けば、Appleと同じ様な製品が作れるかと言えば
NO!と言わざるをえません。
最近、私は会社でも「愛だよ、愛」ということを主張しています。
「なんだよ急に」と思われるかもしれませんが、私がスティーブ・
ジョブスやAppleから学んだことは、自分たちが生みだそうとして
いる製品に対する情熱、愛情というものだからです。
どのAppleの製品からも、ジョブズやAppleという会社の製品への
愛情が溢れています。製品本体の外側から内側、底、ケーブル、
コネクタ部分、ACアダプタ、ヘッドフォン、箱の内側、外側に
至るまで、すべて丁寧にデザインされて作られています。
これらは単なるデザイン力では説明できないでしょう。
Appleがいかに製品に対して愛情を注ぎ、もっと良いものをつくろ
うと、こだわって、妥協せず、育んで、生み出したかということ
がユーザーにもしっかり伝わってくるのです。
だから一度Apple製品を使うと、虜になり、Appleファンになるの
です。Appleファンは、Apple信者などと言われたりします。この
言葉、私はあまり好きではありませんが、どうしてそんなにApple
のことが大好きになるのか、使ったことの無い人には残念ながら
わからないのです。でも使ってみれば、私の言っていることを理解
していただけると思います。
私の好きなスティーブ・ジョブスの写真があります。
MacBook Air発表で例の封筒から取り出した時の写真です。
満面笑みのジョブズの顔がとても印象的です。
「どうだ、すごいだろ?」
ジョブズやAppleが愛情を注いで作り上げた製品を発表するときの
この笑顔がすべてを物語っていますよね。
(本文おわり)
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ジョブズから学ぶことは多いです!
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愛情を注いで作られたデザインを「デザイン力がある」と表現することに、なぜ異論を挟みたがるのかが、よく分かりません。
アップルを持ち上げたいという思いを満たすために、論を組み立てるというのは、つまり信者の典型的な思考なのですが、度が過ぎると目を当てられなくなりますよ^^;
コメントありがとうございます。
率直なご意見ありがとうございます。
愛情のためにApple製品を購入すると言いたかった
訳ではないんです。製品を作る側が愛情を注げば、
購入したユーザーもその製品が好きになるという
様なことかなと思っています。
どうしてもアップルのデザインが好きになれないという人々も一定数存在しています。いかにアイヴが愛情を注いでも。さらに、そんな彼らにデザインセンスが無いのかというと、そんなことは無いです。
Windows しか使わないけど、素晴らしいデザイナーもいれば、Mac を使うけどどうしようもないデザイナーもいるように。
ここまでが、まず一点。
アップル以外のメーカーが愛情を持っていないというのは、デザイナーに対する冒涜だと思います。少し言葉は強いですが。
スマフォに関して言えば、国産メーカーより iPhone の方が優れたデザインを持っているという意見が多数派だと思いますが、それを愛情の差だと断じるのは、やはり違和感を感じざるを得ません。
自分たちではどうしようもない、色々なしがらみに翻弄されているデザイナー達に想いを至らせれば、ことさらにアップルだけがデザインに愛情を持っていると言うことを、ハイハイとは流せないです。
ジョブズとアイヴは、アップルにおいては完全な特権を持たされている(いた)わけですが、そういうシステムを持ち得ていないというのが、アップルの他社との差であって、決して愛の差なんかじゃないと思います。
丁寧なコメントありがとうございます。
こういった文章だけで議論するのは難しいところですが、本質をついた面白い議論になってきたので、わたしの意見も少し言わせて下さい。
Appleが好きでないひとが一定数いるのは当然と思います。
好きか嫌いかは、主観ですからね。好きな人が大勢いれば、それは大方良いデザインだという事ではないかと思います。あと、わたしは、文字通りのデザインだけを言ってはいません。見た目の美しさだけでなく、箱を開けた瞬間のAppleという会社のこだわりが見えることも含んでいます。汚らしい生のダンボールはでてきません。お客さんを家に迎えるように美しく綺麗にしているかのようです。これはデザインの問題ではありません。ジョナサンアイブなんて、関係ない世界です。また、Apple製品は外見だけではなく、使って見て始めてわかるこだわり、ユーモアがあったりします。道具を提供するにとどまらず、ユーザーを楽しませるためのエンターテイメントまで用意されているのです。
どうしてそこまでやるのでしょうか。それがAppleという会社全体が製品に愛情を注いでいるためではないかと申し上げています。
なので他メーカーのデザイナーが愛情が足りないとは思っていません。デザイナーだけでなく、それはトップから末端までの会社全体の姿勢なんだと私は理解しているのです。
> 箱を開けた瞬間のAppleという会社のこだわり
> 使って見て始めてわかるこだわり、ユーモアがあったりします
> ユーザーを楽しませるためのエンターテイメントまで用意されている
これらは、まさにデザイナーの手腕以外の何物でもありませんよ。
そのような部分にまでデザイナーに口を出させる権限を与えているというのは、アップルの凄いところだということは、自分も承知しています。
自分もアップルファンの一人ですが、その理由に大きく貢献していることには違いありません。
ですが、なぜ上記をホスピタリティが故だとお考えになるのかが、自分には引っかかるのです。
例えは適切ではないのかも知れませんが、どんなに論理的に説得を試みても、教祖様が絶対だと信じて疑わない信者を、あなたの中に見てしまうのです。
おせっかいは承知の上で最後に。
アップルサイドから発せられるプロパガンダは、アップルという会社を好きになってもらうために、発せられているのですよ。他のどの会社も同様に、好きになってもらうための仕掛けを施すのですが、アップルの場合は特に上手なので、それを割り引いて考えるくらいがちょうど良いと思います。
なるほどね。そこまで言われてしまうと、そうかなと素直に思います。Appleの戦略にはまっているのは確かです。それを知っているのに喜んではまっているのも事実なんですね。( ´ ▽ ` )ノ
Appleの製品への愛情やこだわり、私がiPod miniを買った時に、強烈に感じてしまったんですね。あくまで主観である事は認めざるを得ませんけど。はい、終わり。