6月23日MacworldからAppleがマルチタッチインターフェイスの
特許を取得したという報道がなされました。
Apple awarded patent for iPhone interface (Macworld)
おそらくこの報道を皮切りに、ネット上に情報が流れ、
CNETやITmedia、Gigazineなどの有名サイトでも一斉に
報道されました。
呼応して、ネット上では「Android完全終了!」とか
「Apple以外のスマートフォン全部死亡」など、大盛り上がり
になりました。
そんな大騒ぎになっているのに、渦中のはずのAppleから何の
発表もないのはおかしいなぁと思っていました。
そんなこんなで私もこの話題を記事にしようといろいろ調べて
いるとへんな記事が見つかりました。
アップル,「iPhone」のマルチタッチインターフェースに関する特許を取得--米報道(ITPro)
このITProの記事ですが、実は2009年1月27日の記事なんです。
「なんだ、これ?」
Appleって2009年1月にすでにマルチタッチの特許取ってる??
頭が混乱してしまいました。
どうなってるんだ?
実は2009年1月26日のMacRumorsにも同様の記事があります。
Apple Awarded iPhone and Multi-Touch Patent
どうやら、Appleは2年前にマルチタッチの特許をすでに取得済み
なんですね。
では今回の報道は何なのか?
ということになります。
結論から申し上げると、今回の報道はAppleが取得した
特許の内容を間違って解釈して報道してしまったようです。
yebo blogさんの記事にあったのですが、
元Engadgetのスタッフライターである
ニレイ・パテル(Nilay Patel)氏は、"This is my next.com"
で、この特許がカバーするのは「タッチスクリーン端末が
ウェブページを表示している際、グーグルマップなど
ページ内に埋め込まれている部分だけを、周りの部分の
大きさを変えないようにピンチ拡大する」であるとし、
実際には対象となる範囲がかなり狭いとしている。
とのことなのです。
実際のところどうなの?
ということで、Macworldが引用している
United States Patent: 7966578
のAbstractを読んでみました。
そうしたら、パテル氏が言うとおり、明らかにこれは
ページ内にあるマップのようなフレームがマルチタッチ
ジェスチャーでも正しく変換されるための特許である
という様なことが書かれています。
つまり今回のさわぎはMacworldの早とちりということ
のようなんです。(^_^;)
それにしてもAppleは2年も前にマルチタッチの特許を取得
しているのに、それを振りかざすこともなく、「ほんとに
正々堂々としているのだなぁ」とあらためて思いました。(^o^)
(本文おわり)
マルチタッチペン??
それってタッチペンでマルチタッチができるということ?(^^;)
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それに加えて今後はノキアにも色々支払うことになるでしょうし・・・「Googleの下請け製造メーカー」の道を選んだ会社はどんどん苦しくなりますね(^_^;)。あのサムスンでもタブレットは赤字すれすれみたいですし。
コメントありがとうございます。
シャープは既に払っているのですか。
だとすると、他社も払っているかもですね。
タブレットはiPadがあの性能であの価格ですから
他社は相当苦しいと思いますね。
その上、特許使用料まで支払うとするときついですよねぇ。